インドア男shunの漫画談義

お金が無いときは引きこもって漫画ばっかり読んでます。そんな僕の漫画談義。

バガボンドの最新刊発売日と休載理由

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僕は読んでる漫画は限られていますが、漫画自体はすごく好きで好きな作品は読みまくっています。その中の好きな作品の1つがバガボンドですね!6年程前の高校生の頃から読み始めて一巻から37巻まで現在発行さている単行本は全て読破済みです。またバガボンドの絵自体が好きなのでよく読み返しています。ところで気になるのが最新刊である38巻の発売日です。現在の最新刊は37巻でそれから3〜4年間くらい38巻が発行されていません。もちろん作品は現在も休載を繰り返しながら連載中です。最新刊の行方が気になるのでまとめてみます。

 

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37巻が出てから数年が経つ

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現在バガボンドは37巻まで発行されています。これが3〜4年前の話なのでそれから38巻は発行されていません。バガボンド掲載誌のモーニングの方でも休載が続いており、その影響もあって発行されていないものと思われます。ですから連載が再開されて単行本一冊作れるだけの話のストックができないと最新刊の38巻は発行されないでしょう。

休載理由は?

作者の井上雄彦氏ですが、実はバガボンドの制作でかなり苦労されています。これについてはプロフェッショナル仕事の流儀でも取り上げられ井上氏の創作活動の葛藤が放送されていました。

井上氏は作品を作るときいかに登場人物たちに入り込めるかを重視されています。ストーリーを描く前に登場人物たちの人間の部分を描かれるのです。そうすると井上氏曰く勝手にストーリーが出来上がるとのことです。キャラクターたちが描ければそれがストーリーになる。と番組内のインタビューでもおっしゃっていました。少し難しいので理解できる人と理解に時間がかかる人が出てくると思います。

スラムダンクを制作していた時は人間の明るい部分を描いていたので、漫画制作が楽しかったとのこと。主人公の桜木花道と作者自身との公約数的な部分を感じるところがあり、その部分を伸ばしてスラムダンクを描かれたそうです。しかしバガボンドになると一転、人間の暗部を描くことになり、制作環境はスラムダンクとは逆になりました。井上氏曰くスラムダンクで明るい部分を描いたので、必然的に暗い方へ行ったしまったとのこと。毎週連載に追われる日々となります。

そして佐々木小次郎を描いているときに小次郎の苦境と連載に追われ続ける自分との姿が重なりついには筆を持てなくなります。これを理由に休載をされました。その後休載と連載を繰り返しながら現在に至っています。

プロフェッショナルの放送内でも井上氏が登場人物と向き合いながら漫画を作成されているところが映っていました。その中で最も僕が印象的だったのが、ネームと言われるストーリーを作る作業のところでした。伊藤一刀斎が出てくる話で、井上氏自身が一刀斎という人間の部分をまだつかめずにいました。そしてネームの作業は遅れに遅れに締めきり2日前になっても、ネームが完成していませんでした。慌てて編集者が駆けつけ打ち合わせを行い話が浮かびました。徹夜でネームを書き上げそのまま締め切り当日は16時間にも及ぶ追い込みでなんとか締め切りに間に合わせられました。この時の井上氏の姿がカッコよかったですね!

休載中の活動について

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休載中は心のケアなどをされていました。しかしその休載中にも実は他の活動もされていました。ガウディプロジェクトや親鸞の屏風を描いたりされていました。ガウディに関しては一冊の本も出版されています。ガウディ本人の絵を描かれたり、建築物を描かれたりされていました。井上氏も実際にスペインで創作活動をされて、そこで感じたことも絵に込められているでしょう。本を読む限りガウディの考え方が井上氏にとってすごくプラスになっているんだな!と感じました。

バガボンドの最終回

実は井上氏プロフェッショナルの放送内で物語を終わらせる決意があることを発表されていました。しかしそれから話が続いていくにつれて終わりを焦らずに書いていこうと思うようになったとのことです。このことに関しても休載中のプロジェクトにおける創作活動で感じたことや得たことが影響しているのかもしれません。

最新刊と発売日

最新刊の発売日は未定ということでいいでしょう。とりあえず掲載誌「モーニング」での連載再開を待たないといけないでしょう。一応不定期連載となっているようです。この数年の間にも僕自身掲載されていることは知っていますし、気長に待つしかないのではないでしょうか?ガウディのサグラダ・ファミリアのように。

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